怪談の日・・・ですよ?

今日は怪談の日ということで

実際に体験した中から話を一つ・・・

僕は以前、ヘルパーの仕事をしていました

 

あれはヘルパーになってから3年くらいした時の話

その日、僕はシフトが夜勤でした

夕食を済ませ、トイレを手伝った後は就寝の介助

 

3年もやっていると慣れたもので、

利用者が余程機嫌が悪くなければ、パパっと終えてしまいます

 

それから何時間か経った夜中、1時ころだったかな?

あるおばあちゃんの部屋から声がしました

「お~い・・・お~い・・・」

 

何度もいいますが3年もやっていると、だいたい誰が起きてくるとかが

わかってきます

 

それはいつも声を出すおばあちゃんでした

認知症になると時間の把握も難しくなる方が多く、その方もその一人でした

 

「はいはい、~さん、どうしました??」

『もう起きます、起こしてください』

「でも~さん、みんなもう寝ちゃってるから~さんも寝た方がいいですよ」

 

いつもならこれくらいの会話で再び入眠するのですが

この時ばかりは

『いや、もう起きるんです~、起こして~』と

 

そんなやり取りをいつまでもおばあちゃんの個室でやっていると

他の方の異常に気付けません

 

僕は「じゃあ~さん僕と一緒に起きてましょう」とフロアに連れてきました

少し話をすれば今度は寝てくれる、そんな確信があったからです

 

フロアで記録をかきながらそのおばあちゃんと話をしていると、突然

『あなたの後ろにいる方はお姉さんかしら?』

と聞いてきました

 

認知症の方というのはこういう話をする方が結構います、

そのことにも慣れていた僕は記録を書いているペンを止めて、

そのおばあちゃんに聞き返しました

 

「え?その人はどこにいるんですか?」

するとおばあちゃん

『あなたの・・・うしろに・・・』

 

僕は振り返りました

するとそこには

ショートカットの女性の上半身が写ったポスターが貼ってあったのです

(な~んだ、コレの事かぁ)

 

そう思い、ポスターの女性と見比べて

「僕の姉はこんなに上髪の毛が短くないですよ」

というと

 

『え?違いますよ、あなたのすぐ後ろにいる方です

髪が長くて素敵で、赤い靴がとってもきれいな方ですね』

 

あまりにもその表現が具体的で背筋が寒くなった僕は

早く寝ましょうと居室へ連れて行きました

 

その後おばあちゃんは起きてくることなく、朝までゆっくり休んでいました

そして変わらず生活を続けています

もちろんあの夜の発言は忘れていましたが・・・

 

オチは特にないんですが、介護という仕事柄そんな話は尽きません

 

怖い話が聞きたかったら知り合いのヘルパーかナースにどうぞ💦

 

以上、僕が体験した中の一番怖い話でした